レバレッジリーディングを読んだ
- 作者: 本田直之
- 出版社/メーカー: 東洋経済新報社
- 発売日: 2006/12/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 39人 クリック: 528回
- この商品を含むブログ (548件) を見る
普段、いわゆるビジネス書籍というのは読まない。理由は単純で、尊敬できる人が「このビジネス書よかったよ」と言っていたことが一度たりともなく、尊敬できない人が「この本はぜひ読むべきだ。社長にも全社員に読ませるべき本だと話しておこう」とか言っていることは、ままあったからだ。尊敬できる人の背中を追うならば、「ビジネス書は必要ないのだな」と考えるのは自然なことであった。 では今回なぜビジネス書を、それも8年も前の本を今更読んだのかというと、転職した先の先輩に勧められたから。私より技術に精通していて、頭もよい、ようするに尊敬できる先輩に。尊敬できる人に勧められては、仕方ない読むしかないね*1。徒弟制度にも基本賛成だしね。
内容
箇条書きで表すとこんな感じです。
- 本を読むのは投資行為
- 1500円そこらで他人の経験を追体験できるのだから安い投資
- 書評サイトとかメルマガ使って選ぶプロセスを工夫
- 目的をはっきりさせて、目的を意識して読む
- 目的がはっきりしていないと、漠然と読むと時間がかかってしまう。しっかり読むべき所もだらだらと読んでしまって、意識に残りにくい。
- 目的に関係ない所はすっ飛ばす
- すっ飛ばした所に重要な事があるかもしれないがそれは割り切る
- 小難しい本ではなく自分が読みやすい本を買う
- 同じテーマでいろんな本を読む
- 複数の人の視点から同じテーマについて読む事になるので多角的に読める
- 読む価値ないはずれを引いたなと思ったらさっさと捨てる
- 本は汚してなんぼ
- 投資行為なのだから、折ろうが書き込もうがそれで効率よく投資回収できるならすべき
- バンバン、蛍光ペンでマーキングして後で読んだときにすぐに場所が分かるようにすべき
- マーカーしたところはパソコンなり何なりでまとめていつでも読み返せる状態にする
- まとめ終わったら、本は出がらしみたいな状態になるから読み返す必要はない
- ただ、幾度も読み返す価値のある本というのはある
- まとめ終わったら、本は出がらしみたいな状態になるから読み返す必要はない
- 本棚にどういう順番、位置で本をおくか工夫して整理するとか
感想
この本はビジネス書を読む事と前提にしているのでコンピュータ系書籍で実践するのは難しいだろうと思う。 実践できるとしたら、自分の技術水準がかなり上で、スラスラ読んでいける状況になっていないと実践できないはず。Linuxの勉強をしたくてLinuxシステム[実践]入門を買ってレバレッジリーディングできるかといえば当然無理。でもRails3のプログラマがRails4の新機能を把握したいと思ってRuby on Rails 4 アプリケーションプログラミングを買ったならレバレッジリーディングはできると思う。あるいは、ビジネス書とあまり変わらないピープルウェアとかラピッドデベロップメント*2みたいな読み物系なら使えるかもしれない。
※Amazonへのリンクです
レバレッジリーディングを途中からレバレッジリーディングしながら読んだので読み落としてる所があるかもしれないけど、仕方ないね:-P